代表挨拶

 

出生率の低下による少子化と長寿化が進行することで人口に占める高齢者の割合が上昇していく少子高齢化。

出生率が上昇する気配はなく、一方で2025年には、75歳以上の後期高齢者が総人口に占める割合が20%を超え、5人に一人が後期高齢者となることが確実です。

結果、日本の総人口は、2053年は1億人を割り込み、一方で65歳以上の人口は増加し、2042年には、その数およそ3,935万人になると予想されています。

ご存知の通り、この少子高齢化はさまざまな社会問題と直結しています。医療機関や介護施設が不足、医療費が財政を圧迫し社会保障費は膨れ上がり、年金制度が立ちいかなくなり企業や現役世代の負担が上昇、介護離職や老老介護、人手不足により企業のブラック化や黒字倒産、事業成長の鈍化、外国人労働者の受け入れ、他等。

これらが社会にもたらすインパクトは、非常に大きなものであり、少子高齢化に起因する「現役世代が高齢者を支える構図」は、次世代にまで暗い影を落とし、明るい未来を見通せなくなってきています。このような逆人口ピラミッドを形成していく社会においては、人口の中心層となるシニア世代の就労なくしては成り立たず、問題の解の一つは「シニアの活躍と活用」に他なりません。

しかしながら、現状下において、従来の雇用という概念においてのシニア世代は、体力や健康、時間の制約といった点からの不安要素が立ちふさがり、社会の牽引力としての活躍は非常に限定的でした。つまり、社会の中心層となりながらも、減少していく現役世代がシニア世代を支えて行く無理な構造となっており、またそれは今後さらに加速しています。

長期における日本社会の安定的、持続的な社会システムの構築・維持には、シニア世代が心身ともに健康で、働いていてあたり前という認識の醸成とシニア層の活躍と活用という視点での新たな仕組み作り・運用が必要であり、それによって他世代との協働が生み出され、多世代との交流を通じてのシナジーによって、好循環社会になっていくことが重要と考えます。

人生100年時代における個人の人生の充実と社会の新しい推進モデルとしてのシニア層の社会参加を活性化するとともに、それがシニア層だけで完結するものではなく、

シニア × 若年層

シニア × ミドル

シニア × 女性

シニア × 学生

シニア × 子供

シニア × 外国人

という視点でシニアの新たな価値をあぶり出し、再定義し、活躍できる場を開発していく必要があります。

充実した100年ライフを過ごすシニアが増え、元気に活躍することで、10年後、20年後、30年後にシニア世代に突入する現役世代においても、それが一つのロールモデルとなり、将来の自分の姿に夢と希望が持て、「年を重ねるのは格好いい!」「楽しいシニアライフが待っている!」と思えるような社会の実現と活力ある社会の永続に向けて貢献していくべく設立致しました。